雪3
ここのところ暖かい日が続いてこぶしの花の蕾がどんどん大きくなっていく♪
そんな陽気の中、2月に行った北陸の旅のことを少し。
ちょうど1か月ほど前、新潟、能登へと車で遊びに行った。
3度目の大寒波が来襲している時で、高速も街中も見たことないような高い除雪の雪山に埋もれ、車はタイヤカバーが悲鳴を上げて割れ、3台チームになった大型除雪車と何度もすれ違いながらの旅だった。
いや、新潟雪すごかったのなんのって笑。
あれを経験してしまうと八ヶ岳の雪なんて可愛いと思ってしまう。
この旅の一番の目的は宝徳山稲荷大社へ伺いお札をお返しすること。
1年前、八ヶ岳に引っ越すことにした自分にとって新しい人間関係が一番大切なことだった。
だから『良縁拝受』のご祈祷を受けにわざわざ新潟まで一人で電車に乗って行ったんだ。
それがそれがお陰様で職場では素晴らしい方々に恵まれて本当に感謝で一杯だったし、何よりも相方さんに出会えたことが一番だったかな。
毎日感謝しながらきちんとお礼参りに行かなきゃな、と思っていた。
そしたら不意に雪の能登に行く話が持ち上がって、ついでだからそこにも立ち寄って行こうと言ってくれたのは他でもない相方さん。
もともとご実家にも祭壇がきちんとある家で育っている人なので、そういうことには何の抵抗もなく、私のスピ的話も引かずに聞いてくれる貴重な存在。
というわけでちょっと遠回りになってしまうけれど、能登に行く前に宝徳山稲荷大社へお礼参りに伺うことになったのでした。
夜に前乗りして新潟へ入り、翌朝雪がフロントガラスにばさばさと打ちつけてくる中宝徳山稲荷大社へと向かう。
一応除雪された駐車場で降りようとすると車の扉が雪を押した。
うーん、よくこんな日に車で来たもんだ。
途中見かけた線路は雪に埋もれて畑との境がわからず電車もそりゃ止まるでしょう笑。
中に入るともう11時になっていたけれど、私たちが一番乗りだそうで、ご祈祷の1番札を頂いた。
去年一人で来た時はここに100人くらい(もっといたかも!)人が集まっていて、長いご祈祷中自分の名前を呼ばれたことすら危うく気がつかないところだった。
今回私は八ヶ岳での生活が落ち着いてきたので、今年はやりたいことをもっと具体的にやっていこうと決めて、それが実現していくようにと『心願成就』をお願いした。
ありがたいことに相方さんも一緒にご祈祷を受けるというので何をお願いするのか聞いたら『焼肉定食』??
・・・いいですけど笑。
祭壇を正面に左右にロウソクを立ててお参りするところがあるので、そこで手順を守りながらしっかりとお参りをして去年頂いたお札をお返しした。
去年はご祈祷があと5分で始まります、とせかされて焦って落ち着いてお参りできなかったのが心残りだった。
でも今回はゆっくりとしっかりとお参りできたので一安心♪
この宝徳山稲荷大社は11月に行われる八百万の神様が集まる神幸祭で夜空に火の鳥が現れるという不思議な現象が密かに有名で、一部の人達には物凄いご利益のある神社として知られている。
私もある方が実際、神幸祭で火の鳥を沢山見たというお話を聞いてからどうしても訪れたい所になっていた。
そうして去年ご縁ができてその強力なご利益はすでに経験済み。
というか、なんかこの1年見守られている感が半端なかった。
ある方が神社でご祈祷を受けるということは、そこの神様と繋がるという許可を自分に出すことだというようなことを言っていたっけ。
相方さんもいたく感動したらしく、来たかいがあったと言ってくれた。
まさか二人でここに再び来るとは去年は想像もしていいなかったので(当たり前だけど)とても不思議な気分♪
そして帰って半月。
いきなりまさかのご利益!!????
まだ進行中の話だけれど、「今年実現しちゃうリスト2018年度版」の10項目のうちの2,10番が目の前で現実になろうとしている、とだけ書いておこ。
なんのこっちゃ笑。
いやいや、まさかまさかこう来るかって感じ。
私が切羽集まらないと動かないタチだから神さまがこういう方法を考え付いたのかって笑ってしまった笑。
でもそれはそれで切羽詰まった状態になっているわけだから今は大変なんだけれどね。
う~ん、ますますなんのこっちゃ、だな笑。
これから1か月は多分大忙しになりそう。
不安が大きくて、先日瞑想しながらアドバイスくださいって聞いてみたら「楽しんで」「いつもそばにいるから。ひとりじゃないから大丈夫」って浮かんできた。
バックアップ体制は万全!!
そうそう、私は独りじゃない!!!!
ちなみに新潟からの能登半島への旅は二番目の目的、もうしばらくは食べなくてもいいくらいカニを食べてきたカニ三昧の旅でした。
ああ幸せ♪
***写真は真っ白な宝徳山稲荷大社と富山湾越しの南極みたいな立山連峰♪
雪2
昨日からの雨は先週積もって除雪した雪を結構溶かしてくれた。
今年の八ヶ岳は私の思惑通り雪が結構少なかったみたいだ。
数えてみると積もるほどの雪は確かに3回くらいだったかしら。
この冬初めての大雪だと言われていた1月下旬、いよいよだと大雪予報の前日食料を買い込もうとスーパーへ行くと同じように買い込む人たちで大賑わい。
ホームセンターへ行けば雪かき用シャベルを手にしたおっちゃんたちが沢山レジに並ぶ。
ああ、みんな頑張って乗り越えようね、と何だか訳の分からない連帯感を感じる笑。
でも結局雪はこちらよりも八王子の実家の方が積もっていたらしい。
道は朝にはいつの間にか除雪されていたので、アパートからさえ出られれば職場には行けた。
雪に対してあまりにもビビり過ぎていたせいか、実際に積もってみると意外と腹が決まるというか何とか頑張れてしまった。
準備していた雪を落とす棒も大活躍♪
2月に大寒波が何度も襲来していたその時もたいして積もることがなく、ただ朝10時の時点で氷点下というのは当たり前。
寒さはさすがですという感じだけれど、それでもアパートがしっかりした作りなのかヒーターとこたつだけでもう乗り切れそうだし、ホットカーペットも買おうと思っていたのだけれど、事足りてしまった。
雪道もさすがに慣れたもので除雪が早い。
慣れていない私にはとても助かる!!
つい先週は朝起きたらいきなり雪が積もっていたのでびっくりしたけれど、気温が高かったので通勤時間には溶けて道がドロドロになっていた。
職場の駐車場も朝はどこに止めていいのかわからないほどの雪原だったのに、その日のうちにあっという間になくなってしまって、除雪した雪だけが残っていた。
ここ数日は雪ではなくて雨になることが多い。
気温も高いしこのまま春になるかしら♪
と思いきや、春先こちらでは大雪が降ると地元の人たちは口を揃えて言う。
確かに去年の4月、入社2日目に大雪が降ってノーマルタイヤの自分は青ざめていた。
まさか4月にこんなに降るなんて思わないし!
結局自分の車は置いて会社の車で帰ったのだけれど。
途中、前のトラックが時速20kmくらいで走っているのをありがたく思いながら、国道に大木が倒れ込んでるのを横目でビビりながらやりすごし、ものすごい時間をかけて帰ったのを覚えている。
でも次の日にはあんなに積もっていた雪が跡形もなくなくなっていた。
春の雪。
スタッドレスは4月中旬までは履いておくぞ。
***写真は静かな早朝の雪空と通勤路のおとぎ話のような雪景色♪
雪
12月に入ってからよく雪を見るようになった。
「見るようになった」というのは実際には自分のいる場所では降っていないけれど、真っ白な山から風に乗って花吹雪みたいな雪がちらちらと飛んでくることが多いから。
お日様に反射しながらきらきらした雪が風に舞って飛んでいる様子はとてもとても素敵なんだ。
そしてこちらに来て気がついたのはさらさらしたパウダースノーの日が多いということ。
傘がなくてもはたけば落ちるので楽チン。
そして風が強い日には地面に落ちてくるまるで細かい発泡スチロールの粒のような雪も全部風を追いかけてどこかへ飛んで行ってしまう。
その様子を見ているのがまたわくわくする♪
それから八ヶ岳や南アルプス連峰の高い所にかかっているグレーの雲が水蒸気をちりばめたようなぼわ~っとしている時は、雪が降っていることもわかった。
職場に向かう途中に超えて行く山の頭にそのぼわ~っとしたものがかかっていると、今走っている場所が晴れていても必ず10分後には雪になる。
今のところ積雪した雪道はまだ経験していないけれど初雪で初スリップはもう経験済み笑。
積もるほどではなかったけれど、翌朝早くに出勤だった自分は雪が昨日のうちに解けて濡れている道を特に気にせず走っていた。
まだブラックアイスバーンという言葉を知らなかった時で、アスファルトが黒く光っているのはただ濡れているからだと思っていた。
実際そこまでにいくつも水たまりの上を走ってきていたし、大部分は乾いた白い道だったということもあってただの濡れた道だと信じきってしまっていた笑。
日陰の黒く光っている何気ない場所を普通に通過しようとして気がついたら反対車線につるんと滑っていた。
対向車がいなかったから助かったけれど、ほんと一瞬で簡単にハンドルを取られてしまっていた。
ひ~!!!!
凍って黒くなったアスファルトほど怖いものはないと身をもって実感。
それ以来黒くなっているアスファルトを通る時は絶対に徐行するようになった。
先日も風が死ぬほど冷たかった朝、いつも走っている通勤路でブラックアイスバーンにやられたらしい車2台が横転していたそう。
確かに土地柄ゆるいカーブが多いんです、ここは。
そして起伏が激しいのでどうしてもスピードが出てしまう。
ああ気をつけよう。
死ぬほど気をつけよう・・・笑。
そして軽い積雪はこちらで何度ももう経験しているけれど、大雪はまだ経験していない。
積もっても翌日には溶けてしまう雪ではなくて、積もってその表面が少し溶けて凍ってしまった道。
時々東京でも経験していたけれど、ただ歩いているだけでも滑って転ぶこともあるような状況にまさか車で走ったことないし。
凍った雪道を想像しただけで本当に憂鬱になってしまい、雪が降りだすとどきどきしてきてしまう。
4WDだろうがスタッドレスだろうが関係なく「それでも滑る」と地元の人たちは口を揃えて断言する。
さんざん周りに脅され完全にビビっている冬初体験の自分は、とにかく今年は暖冬で雪もあまり降らない年であって欲しいと毎日本気で思っているんだ笑。
雪が降る日は凍結が怖いので車のワイパーを上げておくこと。
気温が割と高くて湿ったぼた雪が降る時が積もりやすいこと。
車体の高さくらい雪が積もったら無理せず会社は休むこと。
ガソリンは早めに補給しておくこと。
閉じ込められた時のために非常食は用意しておくこと。
(数年前の大雪の時は元の生活に戻るのに2週間かかったとみんな言っていた)
先日アパートの管理会社から2回目のお知らせの紙がポストに入っていた。
水道管が凍結で破裂してしまうことが毎年あるので、ちゃんと対策をしておくようにというアドバイスというよりも警告?
子供の頃八王子の実家でやっていた夜間水を少し出しておくという習慣を本気で始めなくちゃ。
月曜日から凄い寒波が来るらしい。
しかも天気予報には雪マークがついていた!
火曜日の最低気温-14℃。
んっ??
水曜日、-18℃???
凍るの確実!!!
木曜日、-20℃!!???
-10℃の日はあったけれどさすがに-20℃はまだ経験していない。
寒さには大分慣れて-2℃とかだと今日は暖かいなと思ったりしていた。
でも-20℃って・・・どんな世界・・・??
ついにすべてが凍てつく寒さがやってくるのかしら???
う~ん、いよいよかな~
雪かき用のスコップは買った!
長靴も手袋も雪下ろし用のこっちに来て初めて見るような棒も買った!
40秒で部屋を暖めてくれるファンヒーターだって買った!!
あとは雪かきのタイミングがわからないので、ご近所さんの様子を見ながら勉強しよう!
あっ
あと食料を買い込んでおかなくては!
***写真右の大きいのが甲斐駒と左の小さいのが北岳!まっしろ~♪
今年はもっと愛が増えると思う
1月ももう半ばを過ぎてようやく去年の反省をしてみた笑。
その前に年末年始の様子を振り返ってみると、年末はホテルでお客様と年越しそばを食べてカウントダウンをしてシャンパンを頂き、元旦は早朝からお餅つきをしておせちを振る舞い裏でおこぼれを頂き、大変だったけれど年末年始らしいことをして楽しく過ごせた!
それから初詣は昇仙峡の山奥に鎮座する金櫻神社へお参りに行ってきた!
山道を走って車酔いをしていた私は少し歩いただけでもうすっかりいい気分になってしまっていたし笑。
今年1年さらに大きな愛に心を開くことができ、魂のさらなるステージアップも祈願してきた!
八ヶ岳へ引っ越してきてから早9か月。
昨年は本当に大きく生活が変わって、人間関係も大きく変わった。
新しい職場では沢山の経験をさせてもらって本当に楽しかった~!!
そのすべてが無駄じゃないと思えるし、今とこれからの自分の糧になっていくのを実感してる!
昨年の年初めに「今年実現しちゃうことリスト」を作成して書いていくうちにどんどん増えて最終的に16項目になったのだけれど、その振り返りをしてみると結構実現できていた!!
実現しちゃったことに共通しているのはその項目を上げている時点で、自分がそれをしているイメージがはっきりと見えていたか根拠はないのに確信を持っていたこと。
できなかったことは全くそのために時間を作る努力をしなかったか、ちょっと先走り過ぎたかなっていうものだったり。
だからそれらはそのまま今年の目標にスライド笑。
こちらに来て知り合ったチャネリングができる方に先日アドバイスを頂いたら、「赤ペンで修正しなさい」っていうことを言われたんだ。
やらなくちゃ、でもまだできていない!と縛られるのではなく、できなかったら自分のやりやすいようにやりたいように決めたことを赤ペンで修正する余裕を持ちなさいって笑。
そうね、そうよね。
やらなくちゃ!じゃなくてやりたいことを自分のペースでしていればよいのよね。
私は昔から人より何をするのも遅くて、それは別にできないからとかじゃなくて人一倍慎重な性格なのでどうしてもしっかりと確認してからでないと動きたくなかったんだ。
でもそれを親には「あんたはいつも遅いんだから人一倍努力しなきゃいけないのよ」と言われ続けてきた。
それが刷り込まれて、急いでやらなきゃいけない、みんなと同じようにしなくちゃいけない、そんな風に頭が出来上がっていたのね。
そこからはもう解放されていたはずなんだけれど、いつの間にかちょっとやらなくちゃ症候群に陥っていたみたい。
そう気持ちを改めて切り替えたら年末あたりから自分のペースに戻れて、何だかまた楽しいことばかりをしているるんるん気分になってきて、しばらく隠れていた自分のやりたいことが素直に顔を出し始めて、それをすることが最善の選択だと確信が持てるようになった笑。
なんてシンプルな宇宙の仕組み笑!!!
生活環境が変わったことが一番の大きな出来事だったけれど、もう一つ大きかったのは今の彼に出会えたことをあげておこうかな。
そのことでどれだけ自分の中の愛情が豊かに変わっていったことか。
自分らしくいることを100%受け止めてくれる相方さんはとっても貴重な人材笑。
私の持っている全部を認めて許してくれるのを感じるから、常に自分らしくいられる。
そうすると自然と愛情がどんどん私の中で育っていって、そりゃあもう溢れんばかりなんですよ。
彼に対しても他の人間に対しても。
そうやって沢山の愛を世にまき散らせたらいいな、と思った。
みんな愛してる。
彼も愛してるし家族も職場の人たちも愛してる。
なぜならみんな一緒だから。
みんな一緒の愛だから!
言葉にすると上手く説明できない感覚なんだけど、いつもそう思っていけたらよいなと感じる今日この頃。。。
ちょうど1年ほど前に同じようなことを書いていた。
この時は瞑想しながら愛をイメージして感じたことをそのまま一気に書き綴っていた。
書いている最中なぜかずっと泣いていたっけ。
「森の中に家を建てて、きれいなお庭を造る。そして植物の可能性を最大限に生かした生活をする。そこを訪れた友達みんなが笑っている。私はひとりひとりのエネルギーを見ながらその人に合ったエネルギーを持つ植物を使ったハーブティだったりごはんだったり石鹸だったりを用意してその人をもてなす。その人がゆったりしてくるのがわかる。リラックスして幸せな気分になっていくのを眺めている。その人は静かに庭を眺めながら「素敵ね」「きれいだね」「美しいな」「ああ気持ちいい」「幸せだな」そんな言葉をつぶやく。その場の空気が滑らかに丸くなってすべてが溶けて合って光になる。そして私も幸せな気持ちになる。私の隣には愛する夫がいて私のすることを優しく見守ってくれている。時々そっと肩に手を置いたり背中に手をまわしてくれたりして私を気遣いながら、そのたびに私は彼の深い愛を感じる。二人で肩を寄せながら手をつないで夕焼けに染まったピンク色の夏空を庭に座り込んで黙ったまま眺めている。静寂の中、心地よい虫の声だけがしている。二人とも同じ光の中にいる。お互いの相手に対する愛が溢れてきて光の粒子になって空へ舞い上がっていく。二人は形がなくなって意識だけになってそこでも抱き合っている。そこには愛しかない。人間の魂の根源。言葉がなくてもふたりはそれを感じあっている。そして夜は目一杯の思いやりを持って愛を交わす。そこでふたりはまた光になれる。二人でいることで光になりやすくなる。私は意識が拡大してずっと上の方まで飛んでいく。家を通り抜けて空を超えて大気圏を過ぎて宇宙空間へ飛び出す。とても気持ちがいい。愛しかない。恐れなど一つもない。愛だけ。気持ちがいい。ガイドとつながる。さらに高次の存在とつながる。私の意識さえも溶ける。そしてすべてと一つになる。そうなる。そして目覚めた時知る。庭の美しい植物たちも森の樹々も小鳥のさえずりも空を走る風もベッドのシーツも隣で寝ている愛する人も、すべてが愛ですべてが同じですべてがひとつであると。そしてすべてを心から信じることができるようになる。翌日別の友人がやって来る。私はその人を愛せる。なぜなら友人は私自信だから。友人は愛の存在であり光の存在であり私と溶け合う同じ光の粒子。世界は光でできていることを理解する。そして私自信が愛されていることも。大いなるすべてにただ身を任せる。私は生かされている。」
みんながハッピーでピースな1年になりますように!!!!!
***写真は朝焼けの中の富士山♪と金櫻神社♪
干し柿をつくる
レストラン売店での研修が終わり、今はホテルでの研修が始まって早2か月。
それまでは大勢のお客様を相手にレジを高速で打ちまくる毎日だったけれど、ホテルでは宿泊とレストランのお客様を相手にそれまでとは全く違った接客を学んでいる。
小さなホテルなので、厨房の手伝いから食器の並べ方、料理やワインの知識、暖炉の火の付け方、ホテル宿泊のお客様のご案内、送迎とすべてのお仕事に関わることができて、学ぶことが沢山増えてとっても楽しい!
もともと人をどれだけ快適に心地よくもてなすことができるかということを勉強したくて、(それはこれから私がしたいと思っていることにとても必要なスキルだと思っているので)八ヶ岳に転職するとしたらホテルでの仕事がいいかなあと考えていた。
だからそういった点では今の職場は総合的に学べる場として最適だった。
日々新しい発見と驚きで常にテンション高め笑。
そんなこんなな11月に入ったある日、突然今日これから柿を取りに行くぞと上司に言われ、甲府方面まで軽トラを飛ばして柿取りへ行くことに。
毎年ホテルでは干し柿を作っていて、翌年のクリスマスにその干し柿を生地に練り込んだケーキを作っているんだ。
でも職場周辺は標高が高いのであまり柿の木がないらしい。
ので、毎回下の方に住んでいる方のお庭になっている柿をいただきに行くのだそう。
今年は新規開拓した新しいお宅の柿の木を目当てに高速に乗り1時間半も軽トラをとばした。
なぜ干し柿には渋柿じゃないといけないのか調べてみたら、渋柿の中に含まれる渋みの元タンニンが干しているうちに乾いて渋みを感じなくなって、ついでに水分が抜けることで糖度がとっても高くなってくるんだって。
渋柿は甘柿の4倍の甘さとかになるのだそう。
ついでに渋柿と甘柿の違いは、渋柿は縦に楕円型をしていて、甘柿はまあるい通常お店に並んでいる形をしている。
と、全部今回知ったことばかり笑。
普通の民家のお庭に大量になっている柿を上司と一緒に高枝ばさみを使ってどんどん取っていくのだけれど、こちらの柿は皆サイズが大きくてびっくりする。
ああ、果実の収穫って楽しいわ~♪
別にそんなに柿が好きなわけではないけれど、そんなことはどうでもいいのよ、楽しければ笑。
カゴがすぐに一杯になって大量収穫♪♪
でもそれから何度かまた頂ける他の柿の木のお宅を見つけては軽トラを飛ばすことになるのだけれど笑。
柿の木1本だけではケーキ作りには足りないのね。
収穫した柿は皮をむいてアルコールに浸けた後、ヘタに糸をくくりつけてレストラン軒下へ吊るされていく。
最終的に吊るした柿の数はざっと約600個!!
この柿を全部吊るし終えた頃、周囲の山々に雪がかぶるようになって気温が氷点下になる日が増えてきた。
車のフロントガラスに朝霜が降りることもしばしば。
11月半ばにはタイヤを冬用のものに履き替えた。
広いお庭は切り戻しが全部終わってガーデナーさんの今期のお仕事も終了。
今日は山から風に乗って雪がたくさん舞ってきた。
もうすぐ初めて経験する八ヶ岳の冬が来る!
好きなものが集まってくる
10月に入ってお庭は女郎花の茎が赤く色づいてきてグラス類の穂も沢山上がってきて、とっても秋らしい死ぬほど素敵な感じ。
ここのところの雨続きでなかなかランチタイムは楽しめなかったけれど、気がつけば木々も素敵に紅葉をしてお庭はもう秋真っ盛り。
今月頭は先月から絶対行きたいと思っていた奈良へ仏像を見に行ってきた♪.
10年くらい前から仏像と密教の世界にはまって京都、奈良へ通いまくっていた時期があって。
でもここ2,3年は私にとって南西は凶方位だったので控えていた。
実は過去二度ほど凶方位の方角へ知らずに旅行に行ってしまいえらい目に合っているので、それからは旅行と引っ越しに関しては時期と方角を気を付けるようにしている。
で、晴れて今年南西が吉方位に変わったので久しぶりに奈良の仏さまたちを拝みに行きたいと年初めから思っていた。
それがようやく日程調整できて行けることになった。
東大寺の金剛力士像の前でほれぼれしながら記念撮影をして夕暮れの奈良公園をお散歩していると、春日山の向こうにぽっかり白いお月様!
おりしも中秋の名月♪
お空はピンク色の雲が浮かんでいて原っぱでは鹿たちが静かに草をはむはむしている。
奈良というのは本当にず~っと昔から時が止まっているような所だなと思うのだけれど、まさに悠久の時の流れというものを感じられる場所。
ああ、素敵だな♪
るんるん気分で浮見堂を経由して猿沢の池を通りかかると、中秋の名月にちなんだイベントをしていて出店が沢山♪
池には豪華な船が出てちょうど催しも始まっていた。
なんだか楽しいな♪
美味しい石窯のピザとビールを頂いて幸せ気分。
うん、もうご機嫌♪
翌日は、車で来ていたので早めに出て京都経由でゆっくり帰ることにしたのだけれど、もちろん京都に来たら絶対東寺は外せない!
本当に数年ぶりの神々しい世界!!!
もうお堂に入った瞬間から宇宙と繋がってしまったようなトランス状態。
本当にここは凄い。
空海が平面の曼陀羅の世界を仏像を配して立体曼荼羅にした空間。
そりゃ宇宙と繋がっているでしょう。
ため息交じりにお隣の金堂に入るとそこもまた薬師三尊像の圧倒的な愛の空間がある。
私はこのお堂に入ると毎回完全に瞑想状態になってしまいなかなか出ることができないのだけれど、幸い今回は相方さんがいたので連れ出してもらうことができた。
でなければいつまででもこのお堂の中にへばりついてため息をつきまくっていたと思う笑。
ああ、素敵すぎる涙涙涙♪♪
お昼はせっかくだからおいしいお豆腐料理を食べたいなあと何となく思っていたのだけれど、たまたま駅ビルにあるお豆腐料理屋を相方さんが見つけてくれて、入ってみたらこれが絶品!
う~ん、超ご機嫌♪
もう全てが思い通りに楽しくてしょうがない旅笑。
おまけで帰り道に諏訪湖へ立ち寄って夜景を眺めていたらなぜか花火が上がり始め笑、改めて意識をるんるん♪にしていると、同じように楽しいもの素敵なものって沢山寄ってくるんだな~、と実感。
八ヶ岳に引っ越してから半年が過ぎて、どんどん楽しいことが集まってきて、だから楽しい気分で毎日過ごしていたら、どんどん好きな人やものが集まってきて。
今回の奈良の旅もそうだし、私の選んだ生き方を応援してくれて会いに来てくれる友人たちや、すでに私の目指す生き方をしている人たちとの出会いや今の相方さんとの出会いもしかり。
気がついたら自分が幸せな状態になっているという現実を実感している今日この頃。
こういうことなのかな。
こういうことなんだな。
***写真は嘘みたいなほどきれいな夕空と奈良公園の中秋の名月♪
八ヶ岳の夏休み
あー、1か月もまた経ってしまった!
や~8月は忙しかった!
やっぱり夏休みの八ヶ岳全体の空気感は違っていた。
こちらに引っ越してきて初めて渋滞と言うものに遭遇笑。
と言っても通勤途中にある数少ない信号のうちの1か所だけの話だけれど。
しかも10台くらいしか並んでない笑。
時々立ち寄るコンビニも毎晩人だらけ。
職場も観光地なので食事と買い物とお庭を見に来る人たちで毎日ごった返していた。
当然私も庭のメンテナンスどころではなく、ひたすら朝から晩まで店のレジを打ちまくり何とか5日の休暇で乗り切った!
で、その間に何が個人的に起きていたかと言えば。
8月は「大好きなひと」がテーマだったのかなと思うくらい、大好きな友人たちに会えたり久しぶりに連絡取れたりが沢山あって、本当に今振り返ればきらきらした夏の太陽のように嬉しいことばかりだった。
ジェダイマスター、クレッグさんにお会いして何度も繰り返し言われている愛に対して「心を開く」ということについて素晴らしいお話を頂けたし、愛についてこれでいいのか迷ってわからないことについても先生として沢山のアドバイスを頂けた。
それから私が八ヶ岳に引っ越すことをとても喜んでくれた友人が大家族を引き連れて遊びに来てくれたり、お庭の勉強を一緒にしていたなかなか会えない遠方の友人も私がここに転職したと聞いて観光がてら会いに来てくれ、おまけに予告なしにいとこまで遊びに来てくれた笑。
以前の職場の後輩にそういえばどうしてるかな~って数年ぶりに何気なく連絡したら、ちょうど留学に出発する直前でお互いの近況に刺激を交換し合ってすごく嬉しかったり、前職の辞める時に好きなものが似ていることが判明して仲良くなった先輩からも仕事がてら遊びに来ると連絡を頂いたり。
なんかね。
私がここ八ヶ岳へ引っ越したことで、大好きな人たちがここへ会いに来てくれて楽しんでくれたり、話を聞いて喜んでくれたり、ああ、なんだかこうやってみんなの幸せな気持ちが増えてくことがひとつの私のやりたいことで、こうやって形になっていくのかなって思った。
私のすることで少しでもきらきらした太陽のように素敵なエネルギーが大好きな人たちの中に増えていくといいな、と思った。
それが私は死ぬほど嬉しい。
小さなことでいいからそんなことを私はやっていきたい。
で、「大好きなひと」つながりでいうと彼もできてしまった笑。
八ヶ岳に引っ越してくる前から何となく全体的なスケジュールのイメージができていて、何の根拠もつてもないけれど、多分自分の誕生日までには彼ができているだろうな、と確信に近い感じで思っていて「今年実現しちゃうリスト」の中にも3番目に書いてあった。
そしたら本当にできてしまった笑。
ちなみに誕生日は9月。
駆け込みセーフ笑!
「思考は具現化する」。
そういう時の思考はやっぱり不思議と確信に近いものがある。
ちなみに9月は前半飛ばし過ぎたのと夏の疲れが一気に出てしまったので、この1週間高熱と下痢と膀胱炎と腰痛を併発笑。
いやしんどかったのなんの!
丸3日一切もの食べられなかった!
こちらへ来て半年、さすがに色々出るかと苦笑いしながらもやっと落ち着いてきた今日のお休み。
台風一過の秋空の下、久しぶりに窓全開で車を走らせていたら、八ヶ岳の山々の異様なほどくっきりとして美しい青々とした姿が目に飛び込んできて、里は金色の稲の穂が輝いていて頬に当たる風は心地よくて、目に映る景色すべてが光っていた。
ああ、なんて素敵なんだろう。
ああ、なんて気持ちがいいんだろう。
ああ、ありがとうございます。
自然と涙が流れてきた。
ああ、そうだった。
春にここに初めて引っ越して来た時も同じように目に映る景色すべてが光っていて嬉しくて泣いていたっけ。
半年経った。
後悔はひとつもなし。
全てが良い方へと変わっていってくれているのがわかる。
きっとこれからも。
そう初心を思い出せた日。
***写真は特大アザミと黄色いのは大好きな秋の花、女郎花。